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2023.07.28 電子黒板
教育現場での情報共有やコミュニケーションを効率化するために、電子黒板は欠かせないツールとなっています。その中でも特に学校用として推奨される電子黒板のメーカーを8つピックアップしました。
各メーカーの特徴と共にご紹介します。
目次
教育用の電子黒板とは、教室や会議室などで使われる、コンピュータやプロジェクターと連携して動作する大型のディスプレイのことです。電子黒板には、タッチパネルやペンなどを使って書き込みや操作ができる機能があります。また、インターネットやネットワークに接続して、リモートでの共有やコラボレーションも可能です。
電子黒板のメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。
– 紙やチョークなどの消耗品が不要で、環境に優しい
– 書き込みや消去が簡単で、時間や労力を節約できる
– コンピュータやインターネットのコンテンツを表示できるため、教材や資料の豊富さや多様さが増す
– 音声や動画などのメディアを活用できるため、視聴覚的な学習効果が高まる
– リモートでの共有やコラボレーションができるため、教育の場や参加者の拡大が可能になる
電子黒板のデメリットとしては、以下のようなものが考えられます。
– 導入費用や維持費用が高い
– 故障やトラブルが発生する可能性がある
– 操作方法や設定方法が複雑で、習得に時間がかかる
– 画面の反射や明るさなどの視認性に問題がある場合がある
– 教師や学生の技術的なスキルや慣れが必要になる
電子黒板は、教育における革新的なツールとして注目されています。しかし、その利用にはメリットだけでなくデメリットも存在します。電子黒板を導入する際には、その特徴や効果を十分に理解し、適切に活用することが重要です。
そのほかの特徴などについては、「電子黒板ってなに?電子黒板でできることやメリット・デメリットを解説!」でも解説しています。併せて読んでみてください。
ここからは以下の8つの電子黒板メーカーについてご紹介していきます。
日学の「ecbo」は、既存の黒板に取り付け可能なスライド式電子黒板システムです。新たに電子黒板の設置場所を確保する必要がなく、既存の黒板にスライドレールで取り付けることができます。また、ワイヤースライド方式を採用しているため、プロジェクターを止めたい位置に微調整も容易に行えます。
さらに、電子黒板機能付きの超短焦点プロジェクターを内蔵しており、専用のボードがなくても大画面で電子黒板機能が使用できます。手書きの文字や図形を認識し整形するだけでなく、認識した文字をサーチエンジンですぐに検索したり、インターネット上の画像をドラッグアンドドロップで簡単に取り込むことが可能です。
elmoの「xSync Board」は、一体型の電子黒板で、直感的に操作可能なボタンが特徴です。基本的な機能は外部のボタン「イージーコントローラー」から操作でき、画面の一部が隠れることなく直接書き込みが可能です。また、USBケーブルでつなぐだけで書画カメラと連動し、教科書や手元の操作をワンタッチで切り替えて映すことができます。
さらに、OS関係なく端末の映像を電子黒板へ無線で映し出すミラーリング機能があり、最大4画面まで表示が可能です。生徒のノートや画面を分割して表示でき、比較して話し合うことで協働学習をスムーズに行えます。また、生徒も操作が簡単にでき、自分の考えを発表するのに手間取りません。
SHARPの「BIG PAD Campus」は、4K解像度の大型ディスプレイを活用した電子黒板です。多彩なホワイトボード機能があり、1ページ当たりのサイズ制限がなく、スクロールや拡大縮小しながら書き続けることが可能です。また、1本のタッチペンでペンと消しゴムの使い分けができ、図形や画像の挿入にも対応しています。
さらに、スマホやタブレット端末、ノートパソコンの画面を手軽にBIG PAD Campus上に表示できるワイヤレス画面共有機能があり、双方向で書き込み・画面共有が可能です。その他にも、カラーユニバーサルデザインに対応した配色や、USB Type-Cケーブル一本の接続で授業をスタートできるなど、使いやすさを追求した基本機能が充実しています。また、授業に役立つ様々なアプリケーションが搭載されており、授業の画面を録画したり、投票を行ったり、タイマーを使ったりと、多様な教育シーンでの活用が可能です。
アイリスオーヤマの「アイリスモデル電子黒板」は、アイリスオーヤマが開発した電子黒板です。アイリスモデル電子黒板は、低価格で高性能な電子黒板で、コストパフォーマンスに優れています。
アイリスモデル電子黒板は、10点マルチタッチ式の液晶ディスプレイで、ペンや指で自由に書き込みや操作ができます。アイリスモデル電子黒板は、HDMIやUSBなどの端子を備えており、パソコンや外部機器と簡単に接続できます。アイリスモデル電子黒板は、教育やビジネスの現場に最適な電子黒板です。
NECは、情報通信やエレクトロニクスの分野で世界的に活躍するメーカーです。Brain Boardは、NECの人工知能(AI)技術を搭載した高機能な電子黒板です。サイズは55インチから86インチまであり、4K解像度の高画質なディスプレイを採用しています。タッチパネルは20点タッチに対応し、ペンや指だけでなく手のひらでも操作できます。また、AI技術により、手書き文字の認識や自動翻訳、音声入力などの便利な機能が利用できます。
さつき株式会社の「mirai touch(ミライタッチ)」は、さつき株式会社が開発した電子黒板です。ミライタッチは、触れるだけで操作できる感圧式の電子黒板で、操作性と耐久性に優れています。ミライタッチは、ペンや指だけでなく、消しゴムや手のひらなどでも書き込みや消去ができます。
また、ミライタッチは業界初のChrome OS Flexを搭載しておりGoogleの各種サービスとの連携が強みとなっています。例えば、ZOOMを搭載しているため、オンライン授業の実施が容易になり、教育現場でのICT化を推進します。さらに、GIGAスクール構想で使用する端末との連携も可能で、これにより生徒一人ひとりの学習進度や理解度を把握し、個別対応した授業を実現することができます。
リコーの「Interactive Whiteboard」は、教育現場向けに特化した電子黒板です。この製品は、シンプルな操作性と教育のICT化をサポートする機能を兼ね備えています。高精細4K解像度のディスプレイは、図表や地図などの微細な線や文字も緻密に表示します。また、USB Type-Cを使用して端末を接続すると、映像・音声データの送信、画面からの端末操作、端末への給電が一本のケーブルで可能です。
さらに、最大16ポイントまで同時に書き込みが可能で、多人数でのディスカッションや同時解答を効率的に行うことができます。また、Microsoft 365ファイルやPDFを開き、電子黒板上で編集することも可能です。これらの機能により、リコーのInteractive Whiteboardは、次世代の教育現場での活用を可能にします。
株式会社iBoard Japanの「Star Board」は、世界80カ国以上、40万台以上の導入実績を誇る電子黒板です。20年以上の年月をかけて使いやすさを追求し、教育現場の声を取り入れて開発されています。Star Boardは、電子黒板本体、スタンド、ソフトウェアまで一貫して自社開発・自社製造を行っており、不具合時の原因究明も迅速に対応します。教育現場の意見を反映し、多数のテンプレートを搭載しており、直観的な操作が可能で、より分かりやすく楽しい授業をサポートします。
また、最新のAndroid11.0を搭載したモデルもあり、高性能ハードウェアによりストレスを感じさせない高速稼働を実現しています。これらの特長により、Star Boardは教育現場でのコミュニケーションを劇的に変え、より効果的な学習を支援します。
電子黒板を選ぶ際は以下の4点に注意して選ぶのがおすすめです。ここではそれらの選び方について解説をしていきます。
電子黒板を選ぶ際には、その機能性と操作性を重視することが重要です。例えば、書き込みや消去がスムーズに行えるか、マルチタッチに対応しているか、画面の拡大縮小や移動が容易に行えるかなどを確認しましょう。また、特定のソフトウェアやアプリケーションとの互換性も重要なポイントです。
電子黒板がどのようなサービスと連携できるかも選択の重要な要素です。例えば、クラウドサービスとの連携により、書き込んだ内容をリアルタイムで共有したり、後から参照したりすることが可能です。また、OSのアップデートに対応しているか、新たな機能を追加できるかなど、将来的な拡張性も考慮に入れましょう。
OSについては、「電子黒板を選ぶならChromeOS Flex 搭載型がおすすめ!他の電子黒板との違いを解説」も併せて読んでいただくとより理解が深まります。
電子黒板の導入後のサポート体制も重要な選択基準です。製品の故障やトラブルが発生した際に、迅速かつ適切に対応してくれるメーカーを選ぶことが望ましいです。また、定期的なメンテナンスやソフトウェアのアップデート、教育用途であれば教員の研修など、充実したサポート体制を持つメーカーを選びましょう。
電子黒板には、タッチディスプレイ型、プロジェクター型、ユニット型の3つの種類があります。タッチディスプレイ型の電子黒板は、その名の通りタッチディスプレイを採用しており、スマートフォンやタブレットのように直感的な操作が可能です。プロジェクター型の電子黒板は、データや映像を壁やスクリーンに投影することができ、既存の黒板を利用することができます。ユニット型の電子黒板は、既存のデジタルテレビやプロジェクターに特殊なユニットを取り付けることで電子黒板として使用できるものです。
どのタイプが合っているのかはそれぞれのため学校ごとに選ぶのがおすすめです。
本記事では、教育現場で活用される電子黒板のおすすめメーカー8選をご紹介しました。それぞれのメーカーが提供する電子黒板は、機能性や操作性、対応サービスと拡張性、サポート体制など、さまざまな観点から選ぶことが可能です。
また、電子黒板の種類によっても選び方が変わるため、自分たちの教育現場に最適な電子黒板を選ぶ際には、これらの要素を考慮することが重要です。これらの情報を参考に、教育現場での情報共有やコミュニケーションをより効率的に行える電子黒板を選んでください。
この記事の著者
ミライタッチ編集部
ミライタッチは、1931年創業の“社会貢献事業”会社であるさつき株式会社が開発。皆の夢を叶えて、豊かな未来の創造のお手伝いをすることが、私たちの使命です。コラムでは、電子黒板に関する情報や、教育現場で働く方々に向けた情報発信を行なっています。