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2023.12.05 ICT教育

小学校でのICT教育の実践例|ICT教育のメリットや小学校でおすすめのICT機器をご紹介


現代社会において、情報通信技術(ICT)は教育業界でも革新的な変化をもたらしています。

文部科学省の推進により、小学校におけるICT教育はますます進展しており、学びの幅を広げ、生徒たちに様々なスキルを身につける機会を提供しています。

この記事では、ICT教育の導入状況やそのメリット・デメリットに触れつつ、実際の小学校での導入事例とおすすめのICT機器について紹介します。

文部科学省が推進中!ICT教育とは

文部科学省が推進しているICT教育は、情報通信技術を教育現場に積極的に導入し、学習環境をより効果的かつ魅力的にするための取り組みです。

具体的には、コンピューターやネットワーク、デジタルデバイスなどのICT機器やツールを活用して、生徒たちに豊かな学びの機会を提供します。

情報取捨選択のスキルやデジタルリテラシーが身につくため、幅広く活躍できる人材になるでしょう。

ICT教育の小学校での導入率は?

普通教室の無線LAN整備率

※引用元:https://www.mext.go.jp/content/20210827-mxt_jogai01-000017383_08.pdf


ICT教育の導入率は年々上昇しています。2021年8月に発表された調査によると、
教育用コンピューターの1台辺りの生徒数は、2021年3月の時点で1人1台まで普及が進みました。
2020年3月時点だと、1台につき約5人で使用しなければならず、2020年から2021年にかけてパソコンの普及率が上昇したようです。

他にも、普通教室での無線LAN整備率も発表され、平成24年(西暦2012年)から緩やかに伸びていき、
令和3年(西暦2021年)3月を境に一気に78.2%まで無線LAN整備率が上昇しました。
パソコンの普及率、無線LANの整備率から確認できるように、ICT教育の導入率は上昇傾向です。

文部科学省|令和2年度学校における教育の情報化の実態等に関する調査結果

ICT教育のメリット

ICT教育のメリットについて3つ紹介します。

  • 学習の柔軟性と個別対応
  • 実践的なスキルの獲得
  • 国際的なコミュニケーション能力向上

学習の柔軟性と個別対応

ICT教育は学習の柔軟性を高め、教員が生徒に合わせた個別対応を可能にします。

従来の教育で難しいとされていた生徒一人ひとり異なる学習能力や、学習スタイルに合わせた授業が、ICTを活用することで可能になります。
生徒たちは自分のペースで学習できるため、理解が追いついていない部分を集中的に学ぶことができ、学習能力の向上に期待ができます。

実践的なスキルの獲得

ICTを用いた教育は、生徒たちに実践的なスキルを身につける機会を提供します。

例えば、プログラミングやデジタルメディア制作、オンラインプロジェクトなどの活動に参加することも可能です。
これらの活動を通じて、生徒たちは創造力や問題解決能力、インターネットリテラシーなど、現代社会で求められる様々なスキルを養うことができるため、将来の職業に備える土台を築けるでしょう。

国際的なコミュニケーション能力向上

ICT機器を通じた活動は、生徒たちの国際的なコミュニケーション能力を向上させます。
異なる地域の文化について、生徒たちが情報を共有する経験は、異文化理解や柔軟なコミュニケーションスキルの獲得につながります。
これにより、生徒たちはグローバルな視野を持つことができ、国際社会での活躍も期待できるでしょう。

ICT教育のデメリット

ICT教育には、メリットがある反面デメリットも生じます。

代表的なデメリットを3つご紹介します。

  • デジタル格差
  • 情報の信頼性とプライバシーの懸念
  • 対面授業における教育の不足

デジタル格差

ICT教育は、デジタル機器やインターネットアクセスが不可欠であり、経済的に余裕のない地域や生徒においては、満足のいくアクセスをできない可能性があります。
経済格差がデジタル格差まで広がり、学習機会の平等性が損なわれる可能性があります。

情報の信頼性とプライバシーの懸念

インターネットの情報は膨大な一方で、信頼性の観点から確認すると、疑わしい情報も含まれています。
生徒たちが信頼性の低い情報を取り入れてしまった場合、誤った知識を身につけてしまうため、教師や親世代も情報を正しく取捨選択して、導いてあげなければなりません。

さらに、ICT教育を取り入れる際、電子クラウド上に個人情報や学習データが保管されます。
適切なセキュリティ対策を行わなければ、クラウド上のデータが漏洩するなど、プライバシーが侵害されるリスクがあるでしょう。

対面授業における教育の不足

実技や実地訓練が必要な分野では、デジタル学習だけでは不足する可能性があります。

例えば、家庭科などでは、料理や裁縫のやり方を動画で分かりやすく確認することはできても、素材や生地の触感や香りまでは再現ができません。
他にも、自然の大切さを学ぶためには、動画や写真を見て情報を入手するよりも、実際に森に足を踏み入れて自然と触れ合う方が学びの質は高くなるでしょう。

小学校でのICT教育の導入事例・指導方法


小学校でのICT教育の導入事例や指導方法を紹介します。

実際に、下記の小学校で導入されました。

  • ヒロック初等部
  • 横浜市立荏田南小学校
  • 島根県松江市立 乃木小学校

ヒロック初等部

電子黒板のミライタッチを導入したヒロック初等部について紹介します。

ヒロック初等部では、生徒たちが自主的に学ぶ姿勢を作りたい、という想いのもと適切なICT機器を探していました。
ミライタッチは、生徒のiPadなどと連携ができるため、先生がミライタッチに書き込んだ資料の情報をリアルタイムで生徒のiPadにも共有が可能です。

授業を分かりやすく、丁寧に進めることができるため、生徒たちの学習能力の向上が見られました。
また、授業で使用した資料をミライタッチに保存できることから、以前の授業の振り返りを簡単に行うことが可能になり、自分は今何を学んでいるのかを的確に思い出すことの手助けになっています。

ヒロック初等部 | 【公式】ミライタッチ

横浜市立荏田南小学校

横浜市立荏田南小学校の導入例について、紹介します。

横浜市立荏田南小学校では、タブレット端末は導入していたものの、端末だけでは授業を効率的に進めることができず、簡単かつ学習能力の向上が見込める電子黒板の導入を検討していました。

導入した電子黒板のミライタッチでは、コンセント1本だけで接続が可能で、電子機器の取り扱いに慣れていない教員や生徒でも、簡単に使用することができます。
電子黒板自体も、大画面でクラス全員に情報を一斉に見せることができるため、授業効率が上昇し、生徒も教員も満足のいく教育現場になったようです。

横浜市立荏田南小学校 | 【公式】ミライタッチ

島根県松江市立 乃木小学校

島根県松江市立 乃木小学校でも、生徒たちの学習能力の向上を目指して、電子黒板の導入が決定されました。

電子黒板の導入によって、漢字の書き順などを生徒に大画面で見せながら教えることができたり、教科書をPDFのように読み込み、電子黒板に映し出して、その上から書き込んだりなど、授業の質を向上させることが可能になりました。

島根県松江市立 乃木小学校 | 【公式】ミライタッチ

おすすめのICT機器

ICT教育を推進するうえで、小学校に導入する際、おすすめのICT機器を2つ紹介します。

  • 電子黒板|ミライタッチ
  • VR活用|VR 活用教育プログラム

電子黒板|ミライタッチ

ミライタッチを使って授業をしている様子
※引用元:
https://mirai-touch.com/

ミライタッチは、ICT教育に欠かせない電子黒板です。
コンセント1本だけで電源がつき、難しい配線が必要ないため、機械が苦手な生徒や教員でも簡単に使用することが可能です。

また、操作性の高さもミライタッチが選ばれている理由の1つです。
健常者、障がい者、ICT機器の取り扱いに慣れていない方まで、誰でも簡単に画面の操作がしやすいため、さまざまな学校で導入されています。

ミライタッチの詳細は「
【公式】ミライタッチ | インクルーシブ電子黒板」からご確認ください。

VR活用|VR 活用教育プログラム

VR 活用教育プログラムを受けている様子
※引用元:https://interpia.ne.jp/KANTAN_VR/education/

VR 活用教育プログラムとは、VR体験型の教育コンテンツです。
理学療法士や介護福祉士、作業療法士などの職業体験ができるため、生徒たちの将来性の幅を広げることが可能です。

また介助側だけではなく、患者目線も体験することができるため、多くの気づきを得られ、やりがいや仕事内容も深く知ることができるでしょう。

VR 活用教育プログラムの詳細は「VR活用教育プログラム」からご確認ください。

まとめ

文部科学省がICT教育を推進している影響で、小学校でのICT教育の導入率は上昇してきました。
小学校でのICT教育は、生徒たちが将来的に情報社会を生き抜くため、重要な取り組みです。
適切なICT機器の導入を行い、授業効率を上げて、生徒たちの創造性や問題解決能力を伸ばしていきましょう。

この記事の著者

ミライタッチ編集部

ミライタッチ編集部

ミライタッチは、1931年創業の“社会貢献事業”会社であるさつき株式会社が開発。皆の夢を叶えて、豊かな未来の創造のお手伝いをすることが、私たちの使命です。コラムでは、電子黒板に関する情報や、教育現場で働く方々に向けた情報発信を行なっています。