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2023.12.05 ICT教育
高校のICT教育において、多くの学校がコンピューターサイエンスや情報技術に焦点を当て、プログラミング言語やデジタルスキルの導入を進めています。
普及率は増加しており、特に先進的な学校では全体的なカリキュラムの中にICTが組み込まれつつあります。ICT教育の活用方法や、事例、普及率をこの記事では紹介します。
目次
高校のICT教育は、情報通信技術(ICT)を活用して生徒たちに現代のデジタルスキルを身につけさせる教育の一環です。
高校のICT教育のメリットを3つ紹介します。
ICT教育は、生徒たちに現代のデジタルスキルを身につけさせ、将来社会で必要な実践的な知識を提供します。
オンラインリソースや学習プラットフォームを活用することで、生徒たちは自分のペースで学ぶことができ、異なる学習スタイルに対応できます。
ICT教育は、豊富なインターネット上の情報から正しい情報を取捨選択し、活用できるようになります。
高校のICT教育のデメリット・課題を3つ紹介します。
ICT教育に必要なコンピューターやソフトウェア、ネットワークの整備には費用がかかり、資金不足がある学校では導入が難しい場合があります。
生徒たちの家庭環境により、デジタル機器や高速インターネットへのアクセスが制限される可能性があり、これが不平等を生むリスクがあります。
教員がICT機器を十分に活用できるようなトレーニングやサポートが不足している場合、教育の質や効果が制限されることがあります。
※引用元:https://www.mext.go.jp/content/20231031-mxt_jogai01-000030617_1.pdf
文部科学省が調査した結果によると、2023年3月時点で、高校(高等学校)での教育用コンピュータの1台あたりの児童数は1人であり、満遍なくコンピュータが行き届いていると考えられます。
一方で、指導者用デジタル教科書の整備率が47.1%、学習者用デジタル教科書整備率は10.2%と低い状況です。
小学校・中学校と比較しても、高校でのデジタル教科書の整備率は低く、早急に進めなければならないポイントです。
文部科学省|令和4年度学校における教育の情報化の実態等に関する調査結果(概要)〔確定値〕
※引用元:https://www.mext.go.jp/content/20230711-mxt_shuukyo01-000020467_001.pdf
2023年5月時点での都道府県別の学習者用コンピュータの整備状況が文部科学省より発表されました。
学習者用のコンピュータ未整備の公立高校が存在するのは、東京都・静岡県・福島県・島根県・奈良県・滋賀県・岩手県・千葉県・埼玉県の9つの都県です。
2024年より順次整備を行う予定になっているため、すべての都道府県の公立高校で学習者用コンピュータが整備される日も近いでしょう。
文部科学省|高等学校における学習者用コンピュータの整備状況(令和5年度当初)
シンガポールでは、2015年にSingapore Student Learning Space(SLS)と呼ばれるクラウドベースの学習系システム(LMS)を国が開発し、全国立小中高校に無償で提供されています。
生徒たちは、自分の学習範囲がどこまで進んだのかを振り返ることができ、教員も生徒一人ひとりの学習状況を簡単にチェックすることが可能です。
日本と比較すると、海外の方が効果的にICT教育が進んでいるでしょう。日本では、ICT教育を行える設備環境は整いつつあっても、それを活かすことはまだできていないような状況です。
引き続き、インターネットなどの環境を整えつつ、より実践的にICT教育を推し進める必要があるでしょう。
高校でのICT教育の普及率と偏差値の関係性は一概には言えません。これは地域や学校の方針、カリキュラムの違い、教育資源の格差などが影響を与えるためです。
一般的には、先進的でICT教育に力を入れる学校や地域では、学校全体の偏差値が高くなる傾向があります。ICT教育が進んでいる学校は、現代のデジタルスキルを身につけた生徒が育成され、情報の取捨選択能力や、効率良くスピード感を持って知識を吸収できるためです。
ただし、すべての場合において高い関係性があるわけではなく、学校ごとに様々な要因が絡み合っています。
また、偏差値は主に学力に基づいているため、ICT教育の導入自体が必ずしも偏差値に直結するわけではありません。
総じて、ICT教育の普及率と偏差値の関係は複雑であり、教育の質や生徒たちの学びの環境に影響されるため、一概に言及することは難しいでしょう。
高校でのICT教育の実践例・活用方法をご紹介します。
品川翔英中学校・高等学校では、常に1歩、2歩先を行く教育をしたいと考えています。
電子黒板のミライタッチを取り入れたことで、新たな授業スタイルを取り入れられたり、ミライタッチ自体がインターネットに接続するため、リアルタイムな情報を新鮮な状態で生徒に届けられるようになりました。
情報を知識として吸収してもらえることから、学びが深くなり、生徒たちの意欲向上にもつながったようです。
【導入事例】インクルーシブ電子黒板 MIRAI TOUCH 品川翔英中学校・高等学校 様【電子黒板/ミライタッチ】 – YouTube
NHK学園高等学校では、通信制の高等学校という特性から、オフラインでの授業だけではなく、オンライン授業の導入も検討していました。
電子黒板のミライタッチの導入で、オンライン配信でも分かりやすい授業をすることができるようになりました。
高解像度4K対応の画面は鮮明で見やすく、ICT機器初心者でも触りやすい操作性の良さから、教員も抵抗なく使用ができているようです。
おすすめのICT機器について紹介します。
ミライタッチは、操作性の良さが評価されている電子黒板です。
画面操作をアイコンで直感的にできるため、機械に対して抵抗感がある方でも簡単に使うことが可能です。
累計出荷台数は、42,000台以上を超えており、数々の教育機関に選ばれている電子黒板です。
ミライタッチの詳細は「【公式】ミライタッチ | インクルーシブ電子黒板」からご確認ください。
※引用元:https://www.rikanavi.com/product/11690100
HDMI顕微鏡カメラRHEは、大型モニタに観察画像を投影できる顕微鏡です。
付属のソフトウェアを使用すれば、静止画・動画の撮影に加えて、計測や画像編集も可能です。
HDMI顕微鏡カメラRHEの詳細は「【りかなび】HDMI顕微鏡カメラ RHE【ケニス】|必要な商品を今すぐ検索!「教員用・研究用の理科学機器」検索サイト”りかなび”」からご確認ください。
※引用元:https://www.iodata.jp/product/av/streaming-box/gv-lsmixeri/sp.htm
ストリーミング BOX GV-LSMIXER/Iは、iPadによる直感的なタッチ操作で、PCを使わずにリアルタイム配信ができるストリーミング配信機器です。
録画機能もついており、アーカイブ化も可能です。
講義や入学式、卒業式、文化祭から体育祭まで配信できるため、あらゆる思い出を切り取って保存できるでしょう。
ストリーミングBOX GV-LSMIXER/Iの詳細は「PC不要でライブ配信ができるオールインワンの配信機器「ストリーミングBOX GV-LSMIXER/I(LIVE ARISER) | 映像機器/チューナー | IODATA アイ・オー・データ機器」からご確認ください。
高校のICT教育の普及率は着々と伸びておりますが、まだ発展途上ではあります。環境の設備は整っていても、肝心なICT教育の根幹が進んでいなければ、学力の向上はおろか効率の良い学びにつながりません。
日本の高校でも適切なICT機器の導入を進め、海外のように高い普及率を目指していきましょう。
この記事の著者
ミライタッチ編集部
ミライタッチは、1931年創業の“社会貢献事業”会社であるさつき株式会社が開発。皆の夢を叶えて、豊かな未来の創造のお手伝いをすることが、私たちの使命です。コラムでは、電子黒板に関する情報や、教育現場で働く方々に向けた情報発信を行なっています。