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2024.01.19 ICT教育
保育園・幼稚園におけるICT(情報通信技術)システムの導入は、教育環境に革新的な変化をもたらしています。
従来の教育手法に新たなシステムを加え、子どもたちの学びや成長のサポート、保護者と先生とのコミュニケーションがスムーズになる一方で、様々なデメリットも問題視されています。
本コラムでは、保育園・幼稚園でのICTシステムの導入に伴うメリットとデメリットを探り、そのICT教育現場の実態に迫ります。
目次
保育園・幼稚園のICT教育は、子どもたちの創造性や問題解決能力を育むものです。
デジタルツールを通じて楽しみながら学ぶことで、未来のリーダーに必要なリテラシーを養い、多様な学習体験を促進します。
保育園・幼稚園でのICT教育のメリットを3つ紹介します。
デジタル化されたデータは容易に検索・更新できるため、保護者や先生は迅速かつ正確な情報にアクセスでき、子供たちの成長やニーズに適したケアを提供することができます。
デジタルプラットフォームを通じて、保護者は子どもたちの日常や進捗をリアルタイムで把握し、先生と簡単に情報を共有できます。
保育園や幼稚園のお迎え・お見送りや面談時など、限られたタイミングでしかコミュニケーションを取れなかった従来のやり方と比較すると、情報がよりシームレスに行き届いているため、保護者と先生の連携も深まり、子どもたちの成長にも好影響を与えるでしょう。
ICTシステムの導入により、保育園・幼稚園では業務プロセスの自動化や情報の即時アクセスが可能になり、先生や教職員は時間を節約できます。
例えば、出欠管理や連絡事項の共有が効率的に行われ、先生たちは子どもたちと過ごす有意義な時間を増やすことができます。
一方でICTシステムにはデメリットも存在します。3つのデメリットについて紹介します。
デジタルデータの取り扱いには注意が必要であり、園での機密情報や個人データが漏洩するリスクが存在します。
従って、保育園・幼稚園は堅固なセキュリティ対策を講じ、データへの不正アクセスや情報漏洩を防ぐ仕組みを確立する必要があります。
ICTシステムの導入には高いコストが伴い、保育園・幼稚園にとっては負担となる可能性があります。
ハードウェアやソフトウェアの導入、定期的なアップデート、トレーニングなどにかかる費用は考慮が必要であり、慎重に資金計画と適切な予算管理を行う必要があります。
ハードウェアの故障やソフトウェアの不具合が発生すると、教育環境に支障をきたすおそれがあります。
継続的なサポートやトラブルシューティングが必要であり、それにかかる時間や手間を考慮することが重要です。
2020年3月、幼稚園でのICT活用状況について、文部科学省が委託した公益社団法人 全国幼児教育研究協会による調査結果が発表されました。
調査結果として、記録を効率的に行うために ICT(情報通信技術)を活用している実態は22.2%、保護者への情報提供に ICT(情報通信技術)を活用している割合は、35.7%に留まっています。
文部科学省|新幼稚園教育要領の実施状況の把握と理解推進の方策( 2分の1)
全国の1747自治体を対象に、保育現場でのICT活用の実態調査が行われました。
ICTを導入していると回答した自治体が多かった都道府県は、以下です。
石川県 73%
富山県 73%
滋賀県 66%
鳥取県 66%
沖縄県 66%
愛媛県 62%
福井県 60%
大阪府 57%
岡山県 55%
広島県 53%
全国平均も36%に留まっており、依然導入率は低いような状況です。
データの引用:公式サイト – 一般社団法人 保育ICT推進協会
保育園・幼稚園によるICTシステムの事例をご紹介します。
草薙ふたばこども園(静岡市清水区)では、指導計画書の作成をExcelで用意しており、パソコン台数も少なかったことから、限られた時間で事務作業を進められず、困っていました。
ICTシステムを取り入れたことで、情報の一元化が叶い、文章作成効率も良くなった影響で、スキマ時間に作業を進められるようになりました。
静岡県 健康福祉部 こども未来局こども未来課|事例集2022.indd
相良保育園(牧之原市)では、職員間での情報の伝達方法が口頭での連絡となっており、伝え漏れや聞き漏れが頻繁に発生していました。
ICTシステムを導入したことで、園全体での業務が見える化され、業務や目的が明確になり、先生たちの負担が軽減したようです。
静岡県 健康福祉部 こども未来局こども未来課|事例集2022.indd
認定こども園中央幼稚園(沼津市)では、延長保育や用品購入などの請求書関連業務が多発しており、現場が混乱していたことが課題でした。
ICTシステムの導入により、請求書業務はほとんど自動化されるようになったため、職員の作業効率が向上しました。
静岡県 健康福祉部 こども未来局こども未来課|事例集2022.indd
おすすめのICTシステムをご紹介します。
ミライタッチは、操作性に優れた電子黒板です。
健常者や障がい者、IT機器の操作が苦手な方でも簡単に楽しく電子黒板を触ることが可能です。
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4K対応の大きな画面でお絵描きができたり、字の練習も行えるため、子どもの創造性を育むことも可能でしょう。
ミライタッチの詳細は「【公式】ミライタッチ | インクルーシブ電子黒板」からご確認ください。
コドモンは毎年2,000以上の施設に新たに導入され、全国のこども施設で活用されている保育・教育施設向けの業務支援ツールです。
入退室・勤怠時刻の管理や、保護者との連絡などが可能となっており、先生たちに時間と心のゆとりを持ってもらうことが目的です。
コドモンの詳細は「コドモン公式HP」からご確認ください。
※引用元:https://8122.jp/lp/ict?_ga=2.41649250.1941217949.1702474123-163753864.1702474123
はいチーズ!サービスとは、写真販売システム「はいチーズ!フォト」の併用利用で初期費用・月額費用が0円になる、園業務支援システムです。
ICTの力で、先生たちの業務負担を減らすため、指導案・要録作成や健康管理・午睡チェックなどが可能です。
はいチーズ!サービスの詳細は「はいチーズ!システム|園業務支援システム(ICT)が初期・月額利用0円で導入できます!」からご確認ください。
保育園・幼稚園におけるICTシステムの徹底調査を通じて、新たな教育環境の利点と課題が明らかになりました。
情報の効率的な管理や保護者とのコミュニケーション強化など、導入によるメリットは大きい一方で、セキュリティの懸念や技術的トラブルに対する課題も浮かび上がりました。
また、コストの懸念は適切な予算管理が欠かせません。
ICTシステムの有効活用ができれば、子どもたちの学びと成長がより質の高いものとなるでしょう。
この記事の著者
ミライタッチ編集部
ミライタッチは、1931年創業の“社会貢献事業”会社であるさつき株式会社が開発。皆の夢を叶えて、豊かな未来の創造のお手伝いをすることが、私たちの使命です。コラムでは、電子黒板に関する情報や、教育現場で働く方々に向けた情報発信を行なっています。