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CASE STUDY

子どもたちが自ら表現する、皆で協力して学んでいける。先生たちの授業改革に、ミライタッチが活きる。

横浜市立鴨居中学校

導入機器

Xシリーズ(ChromeOS Flex 搭載モデル)

お話を伺った方

1年生担任/理科担当

飯田隆司 先生

「GIGAスクール構想」の施行とともに教育課程が変わり、先生たちの授業改革も求められていた。個別最適化された学びや協働的な学びの実現に悩まれる先生も多かった。
個別最適化された学びと協働的な学びを実現できる授業を目指し、電子黒板「ミライタッチ」2台とプロジェクタースクリーンを1台設置したICTルームを設けて、予約制での利用を開始。すぐにミライタッチの使いやすさは校内の先生たちにクチコミで広がっていった。現状は、いろんな教科の先生たちが数週間後まで利用予約を入れている状態。
美術や技術、英語、道徳などの様々な授業で、子ども自身の表現活動を可能とする授業が行えるようになった。これまでの黒板やプロジェクターの授業と違って、子どもたちの目がキラキラ輝き、授業での反応も良くなった。「ミライタッチを使った授業はとても楽しい」という子どもたちの声も多い。

「GIGAスクール構想」の施行とともに教育課程が変わり、先生たちの授業改革も求められています。子どもたちに1人1台のICT機器端末(iPad や Chromebookなど)が貸与されて、個別最適化された学びや協働的な学びの実現に悩まれる先生も多いのではないでしょうか。

今回ご紹介するのは、横浜市立鴨居中学校。これまでに数々のICT機器を活用した授業を試す中で、電子黒板『ミライタッチ』の導入が、改革のターニングポイントになったそうです。2023年4月に導入して以来、先生たちの反響が大きく、電子黒板が利用できる教室の予約がとれないほどの人気に。7月から台数を追加したのですが、今も予約待ちという状況になっています。どうしてこんなに人気になったのか。その理由を同校でICT推進を図る飯田先生にお聞きしました。

ミライタッチを使った授業は、子どもたちの反応が大きく変わる。

先生たちの間でミライタッチが人気だとお聞きしました。

今本校では教室2クラス分の広い部屋に、ミライタッチ2台とプロジェクタースクリーンを1台設置して、電子黒板を利用する部屋という位置付けでICTルームを設けています。現状はいろんな教科の先生たちが数週間後まで利用予約を入れている状態です。これまでに本校は多数のICT機器を導入し試してきたのですが、ミライタッチも最初は試験導入した機器の1つでした。それが、ここまで先生たちに人気が出るなんて想定外でした。

どんなふうに先生たちの間で広まっていったのですか?

完全にクチコミです。最初に私が授業で使ってみて、職員室で近くの先生に「これ便利ですよ」「子どもたちの反応がまったく違いますよ」と喋っていて。そこから私の授業の様子を見学したり、話を聞いた先生たちが使い始めるようになって、だんだんと広がっていった感じです。

先生たちに広まった一番大きな理由は何だと思いますか?

間違いなく、子どもたちの反応が良いからですね。これまでの黒板やプロジェクターの授業と違って、子どもたちの目がキラキラ輝いていると言いますか、とても楽しそうに授業を受けているんです。実際「ミライタッチを使った授業はとても楽しい」という声も多いです。

また、ChromeOS Flex型のミライタッチでは、先生一人ひとりのIDでログインすることで先生たちのパソコンと連携でき、普段使っている教材のソフトが使えます。これはとても便利ですね。

最初にミライタッチを使ったとき、子どもたちの反応はどうだったのですか?

これまでの黒板と全く違いますので、最初は「なんだ?これは?」というような反応でしたが、すぐに慣れたようでした。私の授業では、子どもたちが使っている Chromebook と連携させた授業をしていて、なるべく電子黒板を子どもたちに使わせるようにしています。一人ひとりのタブレット画面の内容を無線でミライタッチに転送できますし、電子黒板に表示された内容を子どもたちのタブレットに飛ばすことも可能です。最近では授業中に「先生!画面共有してもらいますか?」「キャストボタンを押して!」などのリクエストが来るようにもなりました。それだけ学びに対して、子どもたちが積極的だとも言えます。

 

子どもたちが主体的に発表する授業も、電子黒板を使えば簡単。

先生たちの授業はどんなふうに変わりましたか?

子どもたちが「自身の表現活動」ができる授業を、多数できるようになりました。私は学習テーマごとにチームで学んだことをまとめてもらい、プレゼンしてもらう機会を増やしました。子どもたちの Chromebook の画面をミライタッチに投影させて、発表してもらってます。

教育現場では、子どもたちが主体的に学べるような授業改善が求められており、先生たちが理想としていたけれどなかなか実現できなかったような授業が可能になったと実感しています。

他の先生たちは、どんなふうに授業で利用されていますか?

美術科の先生は、子どもたちが制作した作品を、ミライタッチに装備されている内蔵カメラで投影して、作品の意図や想いをプレゼンしてもらっています。技術の先生は、工作物の製図を画面上に表示して書き足したり、子どもたちが作った製図を投影して意見を言い合ったり。英語の先生は、デジタル教科書を投影して書き込んだり、発音の練習などで利用しています。ミライタッチは画面が綺麗ですし、書き心地も良いので使いやすいようです。

道徳の授業では、子どもたちの意見を集約できる「Padlet」というアプリを使って、子どもたち全員の意見を画面に写して1つ1つに回答をしていました。特に上手に利用されているなと感じたのが、「いじめ」がテーマの授業で、ミライタッチに「生徒が大勢いる教室の様子」のイラストを写して、「この中でどれがいじめだと思う?」と問いかけをして、子どもたちが答える授業です。イラストの中には、プロレスごっこをしているシーンや物を投げているシーン、おしゃべりの輪に入っていない子など色々あり、子どもたちから様々な意見が飛び交っており、良いなと感じました。

ミライタッチが導入されて、授業がスムーズになったことはどんなことですか?

たとえば、子どもたちがグループ毎にプレゼンする場合に、それぞれが担当したテーマをミライタッチの画面上に全部まとめて投影できるのは良いですね。Chromebookとの連携によって、子どもたちの意見や考え、感想などをシームレスにアウトプットできます。ChromeOS Flex搭載型の電子黒板を導入したからこそ、実現できる授業です。

また、これまでの授業は「はいはいはい!」と手を挙げた子たちしか、自分の意見や考えを発表できてなかったという面がありました。実際には、子どもたちの中には、文章を書くのが上手な子や表現をすることが得意な子がいて、ミライタッチを利用することで一人ひとりの成果物が網羅的に把握できるので、その点に私たちも気づきやすくなりました。子どもたちを評価する面でも大きな助けになっていると思います。

とてもすばらしいICT機器を、他校の先生にも知ってもらいたい。

今後ミライタッチを応用することで、どんな授業をしていきたいですか。

子どもたちのいわゆる主体的な活動や協働的な学びにつながる授業をしていきたいです。子どもたち一人ひとりが意見を発表したり、自分の考えを言えるような授業をもっと増やしていく考えです。

子どもたちの中には潜在的に、「自分の考えや意見」を伝えたいという気持ちがあると思います。ただ、なかなか人前に出るのが苦手な子や恥ずかしいと感じる子もいますもんね。だからミライタッチを使った授業で、まずはその子たちがグループ内で自身の考えや感想を表現できるようになってくれると嬉しいです。そこからクラス全体、学校全体へ発表できる子が増えていくと良いですし、別にそこまで発表の範囲を広げたくないという子はせめてグループワークの中で自分のことを表現する力を身につけてほしいと思います。

学校を卒業して社会に出ると自身のことを表現する場面が増えますし、表現する場というのも大きくなっていきます。突然大きな場での発表は難しいと思いますので、学生時代にたくさん経験してほしいです。

今後ミライタッチを使って、実現したいことがございますか?

私たちがやっている「ミライタッチを使った授業」を校内だけに限らず校外にも、もっと知ってもらいたいです。今、不登校学生の支援をしている一般社団法人「とえはたえ」さんと連携して、電子黒板を活用した授業の勉強会を企画しています。

こんなにも使い勝手が良くて、子どもたちの学習支援にもなって、私たちとしても授業の改革につながっているミライタッチを、もっと他の先生に知ってもらいたいです。これからの教育に求められる授業を実現するためにも、ミライタッチは欠かせません。