お問い合わせ

資料ダウンロード

CASE STUDY

全12校の小中学校で、電子黒板とプロジェクターを導入比較。使いやすさをスグに実感できたのはミライタッチでした。

瀬戸内市教育委員会

導入機器

75インチ液晶ディスプレイ一体型 電子黒板 M75CE2X

65インチ液晶ディスプレイ一体型 電子黒板 M65CE2X

カメラ MP-WCS97、マイク MP-MSPD1

お話を伺った方

瀬戸内市教育委員会 総務学務課 総括主幹

戸川 乃輔 様

瀬戸内市教育委員会 総務学務課 主事

石田 敬介 様

瀬戸内市立邑久小学校

三嶋拓也 様

「GIGAスクール構想」によって1人1台のICT機器端末(iPad やChromebookなど)が支給されて、瀬戸内市教育委員会では「ICT機器をどのように活用して、授業を行うか」という観点で悩まれていました。電子黒板やプロジェクター、テレビ(モニター)と機器の種類も様々あり、各メーカーから製品が出ている中で、ベストな選択をする必要がありました。
電子黒板やプロジェクター、テレビ(モニター)の各メーカーが一斉に参加する展示会を教育委員会で開催し、学校が自ら使いやすそうな機器を選んで導入してもらうことに。そうすることで、導入後の機器利用率が上がると考えられました。
プロジェクターと電子黒板の両方を導入されている学校も多いのですが、どちらも使ってみた結果、電子黒板の方が使いやすいと実感している先生が多いような印象です。電子黒板を使うことで、これまでは難しかったような授業の「広がり」も「奥行き」も出せるような授業が可能になりました。子どもたちの理解度が以前よりも上がり、授業に対する積極性も高まったような印象を受けられています。

文部科学省が2019年に発表し開始された、学びの改革「GIGAスクール構想」。子どもたち一人ひとりに個別最適化された、創造性を育む教育ICT環境を実現することが宣言されました。全国の小中学校で1人1台のICT機器端末(iPad やChromebookなど)が支給されて、「授業でどのようにICT機器を活用するか」を悩まれる学校は多いに違いありません。電子黒板やプロジェクター、テレビ(モニター)と機器の種類も様々あり、各メーカーから多種多様な製品が出ている中で、ベストな選択をすることは簡単ではありません。

今回インタビューをした瀬戸内市教育委員会も、子どもたちの学習環境を整備すべく、2022年夏に市内の小中学校(全12校)にICT機器を導入しました。「どのICT機器が授業に最適なのか?」という悩むべき点に関して、同教育委員会が出した答えは「各校それぞれが導入するICT機器を決定する」ということでした。

今回の記事では、教育委員会として導入する際に手がけたことや導入後の変化、実際に授業でICT機器を使用している先生の感想などをお聞きしました。ICT機器が多数ある中で、電子黒板『ミライタッチ』の良さを知ってもらえたら幸いです。

展示会を開催して、各校が導入機器を選定。ミライタッチが一番人気でした。

瀬戸内市教育委員会が行った「ICT機器」導入の方法について、教えてください。

瀬戸内市教育委員会

総務学務課 総括主幹 戸川 乃輔 様 (写真左)

瀬戸内市内の小学校9校と中学校3校にICT機器を導入するにあたって、私たちが取った導入方法は、「各校それぞれにどの機器を導入するかの選択をしてもらう」ということでした。電子黒板やプロジェクター、テレビ(モニター)の各メーカーが一斉に参加する展示会を教育委員会の方で開催し、各学校担当者が各社メーカーのブースに立ち寄って、製品説明を受ける方式を取りました。導入する機器を使用するのは学校の先生たちですので、教育委員会から「これを使ってください」と指定するよりは、学校が自ら使いやすそうな機器を選んで導入してもらったほうが、導入後の機器利用率が上がると考えたためです。機器を導入しても使われなかったら意味がありませんので、自分たちで納得するものを導入し活用してほしいと考えました。

展示会には10社のメーカーが参加していただき、展示会後のアンケート結果を踏まえて、さらにお話を聞きたいメーカーを5社に絞って、2回目の展示会を開催しました。各社のデモ機を触りながら、最終的に各学校のニーズ(設置するスペースや授業での利用方法など)に応じて、各校がどの製品を導入するかを決定しています。そのため、学校によっては電子黒板とプロジェクターのどちらも導入されていたり、電子黒板のみの学校があったりと、学校毎で異なっています。

展示会では、どのICT機器が人気でしたか?

瀬戸内市教育委員会

総務学務課 主事 石田 敬介 様(写真右)

展示会では、電子黒板『ミライタッチ』がアンケート結果で一番人気でした。他社ICT機器と比べて、「書き心地がなめらかだった」「スタンドがシンプルで使いやすそう」「直感的な画面操作が使いやすい」「タッチペンを電子黒板の端にくっつけられる(紛失しにくい)」「カメラが内蔵されている点がいい」「周辺機器が少なくなるので助かる」といった声が挙がっていました。導入実績数では、電子黒板『ミライタッチ』を選んだ学校が一番多かったです。

電子黒板を使うことで、授業の広がりも奥行きも出せるように。

各校にICT機器が導入されてから、先生からはどんな感想がありましたか?

戸川 様:

プロジェクターと電子黒板の両方を導入されている学校も多いのですが、どちらも使ってみた結果、電子黒板の方が使いやすいと実感している先生が多いようでした。先生全員からアンケートをとったわけではなく、各校にお伺いした際にいただく先生からの感想による実感値になります。

これまでモニターやプロジェクターを利用して、投影したいものを映すことはあったのですが、電子黒板で投影することで従来の黒板の「スペースが空く」という点が良いという声もあります。授業で使用する黒板の利用範囲が広がりますからね。また、電子黒板であれば、投影した画面上に“書くこと”ができますので、これまでは難しかったような授業も可能になり、授業の奥行きも出せるようになりました。

さらに、子どもたちに支給されたICT機器端末と電子黒板を繋げられることが良いという声も多いです。モニター機器でも繋げて見せることはできるのですが、電子黒板『ミライタッチ』であれば画面が65インチ・75インチと大きく見やすい。しかも画面の上から書くことができるので、グループ学習などで、生徒たちの端末機器と連動させた授業で効果的に利用できます。

石田様:

『ミライタッチ』には、算数や理科の授業で使える図形などが多数入っているので、わざわざ大きな定規を持ってチョークで書く必要もなく、ワンタッチで表示できるのが良いですね。時間の節約にもなるし、授業の流れを止めずにスムーズに進めることができます。

また、以前の授業内容を『ミライタッチ』に記憶できるので、子どもたちの授業の復習という観点で非常に有効的です。子どもたちはもちろん、先生も同じ内容を再び書かなくても良いので、時間の節約にもなります。

教育委員会として、ICT機器の利用促進のために何かされていますか?

戸川 様:

「瀬戸内まなび塾」という放課後の勉強会を定期的に開催しています。電子黒板や学習アプリの利用方法などICT機器を効果的に使うための内容や、「楽しい授業作りの世界~算数・数学編~」と題し、各教科で今求められている学習指導について学ぶ時間など、これからの授業づくりに活かせるようなカリキュラムを実施しています。時間外の活動になるので、有志の先生たちが集まっての勉強会になりますが、ここで学んだことを自身の所属する学校に持ち帰っていただいて、他の先生たちに広めていただければと考えています。

今後さらに電子黒板などのICT機器を授業で有効活用できるように、学習アプリの使い方や授業での効果的な利用方法を学べる機会を増やしていきたいと考えています。そして今の課題である、学校の授業と家庭学習とのつながりをいかにつくっていくかという観点でも、ICT機器の応用方法を踏まえて各校と一緒に考えながら進めていきたいです。

子どもたちの理解度が上がり、積極性が高まった。

授業で『ミライタッチ』をどのように使っていますか?

瀬戸内市立邑久小学校

三嶋拓也 先生

私は現在5年生クラスの担任をしています。当校では教科担任制をとっており、理科は5年生の全クラス、国語と算数は自身のクラスの授業を担当しています。電子黒板を使った授業を行うようになって、当然授業内容も大きく変わりました。

理科の授業では、子どもたちが自分たちの実験の様子を動画で撮影して、その動画を電子黒板にミラーリング機能で投影することで、皆で実験内容を共有し合うことが可能になりました。国語の授業では、物語の本文を画面に投影したり、子どもたちのノートを電子黒板で投影することで振り返ったり、クラス全体で共有し合う授業が以前よりも増して実現できるようになりました。

子どもたちの反応はどのように変わりましたか?

従来であれば、授業中に動画を見せることはありませんでしたが、今は電子黒板を使って、スムーズに動画を見せることが可能になりました。動画で学べるため、子どもたちもイメージしやすいですし、授業に惹きつけられるようになり、理解度も上がったと思います。特に理科の実験では、いろんな班との実験結果の違いを動画で視覚的に学べるので、授業に熱中する子どもたちが以前よりも増えている印象を受けます。

また、子どもたちは電子黒板に文字を書くことが楽しいみたいで、以前よりも授業中の発言回数が増えた子もいます。子どもたちの“前のめり感”や“積極性”を感じるようになりました。

授業の進め方では、どんな点が良くなりましたか?

電子黒板を導入する前であれば、動画を見せる際に毎回プロジェクターと接続する必要があり、授業が中断することが多くありました。しかし『ミライタッチ』であれば、必要な瞬間にすぐに簡単に動画を見せられるようになりました。とてもスムーズなんです。また、前回の授業で黒板に書いた内容を保存できるので、次の授業の導入部分で前回学習した内容を復習したり、大切なキーワードを確認したりできるようになりました。その点は本当に革命的に便利だと思います。

電子黒板に慣れるためには、どんなことが必要だと思いますか?

最初はやっぱり使い方が難しいと思われる方もいると思います。しかし、今後ますますICT機器が教育現場で使われることが増えていくのは間違いないので、積極的に使っていくことがまずは大事なんだと思います。『ミライタッチ』であれば、直感的に使えますので、すぐに慣れると思います。そして何よりも『ミライタッチ』を使った授業は、子どもたちが意欲的になるので、私たちにとって何よりも嬉しい結果が授業で返ってきます。