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CASE STUDY

教育現場にICTを導入することで、学力はアップするのか。その答えは、電子黒板「ミライタッチ」の活用が鍵を握る。

長崎県長与町教育委員会

導入機器

MIRAI TOUCH Cシリーズ M65CE2S

お話を伺った方

長与町教育委員会 学校教育課 指導主事

中原 忍 様

長与町立高田中学校 校長

大串 久隆様

長与町立高田中学校 経論

内山 武先生

タブレットを活用した授業を進める中で、これまで利用していた50型TVモニターでは、様々な不都合が出てきたため。もっと綺麗な画面で、簡単に、子どもたちに見てもらえるような方法を探していた。
ミライタッチなら画面が大きく、光の反射が無いため、教室の後方にいる子どもたちにも見やすい。勉強しやすい環境が作れると考えた。
各教室で電子黒板を利用して授業を行なうことで、先生たちは子どもたちの反応をリアルタイムで確認しながら授業を進められるようになった。

長崎県長崎市から約10kmの位置にあり、ベッドタウンとして発展した西彼杵郡長与町(にしそのぎぐんながよちょう)。約4万人の人口を有し、「子育てと教育のまち」「機能的で暮らしやすいまち」として、県内だけでなく全国的にも高い評価を得ています。特に教育に関しては、長与町独自の学力検定「ながよ検定」も実施するなど、取組も盛ん。長年、同町の学力は全国的に高い水準を維持しています。

2021年度からは、「住みたい・住み続けたい・住んでよかったと思われる」「幸福度日本一のまち」をテーマとしたまちづくりを掲げており、教育現場においても、今の時代に合った教育指導が進められています。2022年8月には、GIGAスクール構想に基づく教育方針を徹底実施すべく、インクルーシブ電子黒板「ミライタッチ」を導入しました。

GIGAスクール構想が目指す1人1台端末での学習では、個別最適な学びと協働的な学びを強く関連づけることが重要。子どもたち同士が教え学び合う”協働的な学び”の場を設定するためのツールの1つが電子黒板だと考えられています。

今回「ミライタッチ」の導入を決めた理由や魅力、今後の活用方法について、お伺いしました。

西彼杵郡長与町

子どもたちの一瞬の反応を逃さなくなった。そんな環境の変化が、教育をさらに進化させる。 

電子黒板「ミライタッチ」を導入したきっかけを教えてください。

長与町教育委員会 学校教育課 中原 忍 指導主事:

GIGAスクール構想に基づく1人1台の端末支給で、長与町の小中学校の全ての子どもたちがタブレットを持つようになりました。タブレットを活用した授業を進める中で、これまで利用していた50型TVモニターでは様々な不都合が出てきたため、「ミライタッチ」を導入しました。

以前のモニターだと、教室の後方から画面が見えにくいという課題がありました。画面の鮮明度が良くなく、細かい字が見えない。また、子どもたちのタブレット内容を画面に投影する方法が有線のラインを繋いだり、専用機器を使ってミラーリングしたりと複雑で、手間がかかっていたのも課題でした。もっと綺麗な画面で、簡単に、子どもたちに見てもらえるような方法を探していたのです。

その時に検討したのが、「ミライタッチ」でした。実は、10年ほど前に長与町では、他社の電子黒板を導入していましたが、ミライタッチの実機を触らせてもらったら全然違った。文字を書くときの反応が良く、旧来の黒板にチョークで書いているような感覚。当時とは比べ物にならないほど進化していたんですね。これなら、先生方が簡単に使うことができると思いました。それが導入を決めた理由です。

ミライタッチを導入して良かった点は?

導入して数ヶ月しか経っていないので、今後良い反響は出てくると思うのですが、現時点で良かった点は、授業で”子どもたちの一瞬の反応を逃さず、リアルタイムで見れる”ことですね。

長与町では、ノートPCにインストールされた指導用教科書を授業で使っています。旧来の大型モニターに投影していた際は、子どもたちに見せたいページがあったら、先生はPCで画面操作をして、大型モニターに投影したい画面が映っていることを確認し、それから子どもたちの反応を見るという流れでした。

先生が子どもたちに「ここを見て欲しい!」という箇所を投影した瞬間は、子どもたちの顔が見られませんでした。ほんの数秒のことかもしれませんが、その一瞬の表情を見ることが教育では大事だと思います。ミライタッチを使用してからは、電子黒板を操作しながら子どもたちの顔を見られるので、「わかった!」という笑顔や「なんでかな?」という疑問の顔など、子どもたちの何気ない仕草を見逃さないようになりました。子どもたちの反応で理解度を把握しながら、授業を進められるようになったのは、とても大きなメリットだと思います。

ミライタッチを導入することで、学力はアップするでしょうか?

正直、教育現場にICTを導入することが、子どもたちの学力アップに直結するかどうかは、まだ分かりません。日本全国の教育委員会や学校が様々に模索しているように、長与町も同じ状況です。しかし、子どもたちの学習意欲を高めたり、楽しく授業を受けられたりする1つのツールとして、教育環境をより良いものにすることには直結すると考えています。

GIGAスクール構想によって、教育現場では個別最適な学びと協働的な学習が求められるようになりました。今後は協働的な学びのツールとして電子黒板の利用を促進していきたいと思います。電子黒板「ミライタッチ」は、黒板というよりは巨大なタブレットだと思っています。教育現場でできることの可能性が大きく拡がりました。各教室で巨大なタブレットを操作して、子どもたちの反応をリアルタイムで確認しながら授業を進められることは、大きな環境の変化です。そんな環境の変化が、先生たち自身も、子どもたち自身も変えていくことになり、新しい学びを生み出すのだと思います。

創造性豊かな子どもを育むために、ミライタッチは効果的。

高田中学校では大変面白い取組をされていますね。

長与町立高田中学校 大串 久隆 校長: 

本校は「自主、協力、創造」が校訓。自主性に富んで、互いに協力し合い、創造性の豊かな子どもたちを育てることを目指しています。その中で、キャリア教育の一環として“起業体験学習”を行なっています。校内で育てた梅を商品化し、学校や地域に還元する取組ですね。「株式会社高献」という会社を設立し、経営企画部、経理部、広報部、商品部に子どもたちが別れて、会社体験をしています。

この取組でも、電子黒板「ミライタッチ」を使って会議をするなど、大いに活用しました。子どもたちのタブレット画面を投影し、大画面で複数グループの発表内容を共有するなど、機能を有効活用することで大きな学びの機会につながったと思います。これからもっと様々な場面で活用していきますが、創造性を育むという観点で、ミライタッチは効果的だと考えています。

株式会社高献での取組例

現在の教育現場では、「ミライタッチ」はどのように活用されていますか。

GIGAスクール構想に基づく1人1台の端末支給で、昨年からタブレットが全員に支給されました。タブレットを教育現場で日常的に使用する方法を模索している中で、注目したのが電子黒板です。

これは意外だったのですが、本校で特に積極的にタブレットを利用していたのが、体育科でした。体育の授業でタブレットの録画機能をフル活用して、運動の成長過程を知ることに活かしていたんですね。例えば、跳び箱の授業。最初はなかなか跳べなかったのが、練習を積み重ねていく中で、高い段も跳べるようになる。録画をしておくことで、改善すべき点も分かりますし、跳べなかった時の自分と飛べるようになった自分の姿を見比べることで、自身の成長を視覚的に知ることもできます。また、先生も一度にたくさんの人数の子どもたちを見ていますので、以前であれば子どもたちの成功している瞬間を見逃すことも多かったんです。それが動画に残せば、全員分確認できるし、評価の際にも役立ちます。それが気軽にできるようになったのが、タブレット導入の大きな成果。学びの方法が変わったと実感しました。そこに、一人ひとりの録画を大画面で一気に映せる電子黒板があれば、皆で確認できるし、学べることもさらに増える。これは、大変有意義な学び体験になると思います。

先日学校祭があって、合唱コンクールが行われたのですが、どの学年もクラスも例年に比べてレベルの高い合唱でした。タブレット端末で自分たちの合唱を録画し、ミライタッチの画面を使って皆で各パートの音程やリズムなどをチェックすることで、表現力を高めていった結果だと思います。ミライタッチを導入してまだ数ヶ月ですが、学びの習熟度と洗練度が高まり、子どもたちの創造性向上につながった好例じゃないでしょうか。

電子黒板を導入して、以前なら不可能だった授業が可能に

ミライタッチを導入して何が変わりましたか?

長与町立高田中学校 内山 武 先生:

子どもたちの反応で一番多いのが、「画面が見やすくなった」ということですね。画面が大きいし、光の反射が無いため、教室の後方にいる子どもたちにも見やすいと評判が良いです。勉強しやすくなったのではないでしょうか。

私は数学を教えているのですが、ミライタッチを導入して授業の進め方が大きく変わりました。旧来のチョークで書く黒板と電子黒板を併用し、授業の前半で解いた数式を旧来の黒板で残しつつ、電子黒板を使って授業を進めています。数学の授業は、数式が長くなり、解く問題も多いため、黒板が2箇所あるのはとても便利です。

また、電子黒板を利用するようになって特に良かったのは、画面を保存できることですね。旧来の黒板であれば、その都度消してしまいますし、写真で撮るなどの方法でしか残せませんでした。しかし電子黒板であれば、子どもたちが「以前の授業で、どのような解き方をしたんだっけ?」となったときに、その時の授業内容を瞬時に出すことができます。いつでも過去の授業にさかのぼって復習できる点が、劇的な変化です。子どもたちが休憩時間にミライタッチを使って、過去の問題や数式を確認するといった光景も日常になりました。

あと、個人的にはミライタッチに授業内容を保存できることで、授業の準備時間がかなり短縮されました。働き方改革という観点でも、大きな業務時間の短縮につながっています。

ミライタッチを駆使することで、子どもたちの理解度は高まりますか?

理解度は高まりますし、学力もアップすると思います。実際、毎回の授業終わりにアンケートを取っているのですが、子どもたちの理解度が高まっているというデータも出ています。ミライタッチが導入されて、休憩時間に過去の授業を復習するなどの光景も増えてきましたし、いままで出来なかった”学びの仕方”が可能になったと断言できます。

先生の担当教科によって、電子黒板の効果的な使い方は異なると思いますが、その可能性は無限だと思います。先生の立場で言えば、使い方を日々学んで授業で実際に試していき、子どもたちの反応を確認しながら、授業内容をブラッシュアップしていく必要がありますね。