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導入事例 CASE STUDY
「ミライタッチ」の大画面で、トカゲの生態を観察。園児たちの好奇心を刺激し、新たな学びを生み出す。
社会福祉法人興善会 しらさぎ保育園
導入機器
ミライタッチ Xシリーズ M65CE3X
お話を伺った方
園長
池田 真優美 様
事務長
中村 健太郎 様
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- これまでは、基本的には園での遊びにデジタル機器を用いておらず、時々タブレットを用いる程度だった。画面が小さいこともあり、保育室全体に向けた掲示装置としては使用ができていなかった。子どもたちの遊びや教育にデジタル技術を取り入れることで、遊びや学びの可能性をもっと広げられるのではないかと考えた。
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- 電子黒板「ミライタッチ」を導入。内蔵されている光学3倍ズーム対応の実物投影機(黒板下部に付いたカメラ)を使って生き物の観察をしたり、子どもたちと一緒に気になることを調べるなどに活用している。
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- 高画質かつ大画面でいろいろなものを掲示できるため、クラス全体を巻き込んだ遊びが可能に。実物投影機を使った生き物の観察では、大画面で見るからこその発見があり、子どもたちに新たな気づきや学ぶきっかけを与えられた。
緑豊かな東京都板橋区に、2016年に開園した社会福祉法人興善会 しらさぎ保育園。「子どもたちがその後の人間形成の上で自らつぎ足していけるような土台となる『のりしろ』をいっぱい作ってあげること」を基本方針に掲げ、子どもたちがのびのびと成長できる環境を追求しています。
園庭には築山、番台、ビオトープなどがあり、東京23区内とは思えないほどの自然が広がっています。1年を通して木々や四季の花が子どもたちを優しく包み込み、園庭にやってくる様々な虫たちが好奇心を刺激する。いつも子どもたちの笑い声で溢れています。
そんな同園では、子どもたちにより豊かな体験をもたらすべくデジタル機器の導入が検討されていました。保育現場での試験的利用を経て、2025年7月より電子黒板「ミライタッチ」が正式導入されました。
導入の結果、「園児全員で楽しめる活動が増え、新しい学びのきっかけを提供できるようになった」と語る園長の池田さんと、事務長の中村さん。活用の実態について、詳しくお話を伺いました。
大画面で高画質の電子黒板なら、教室全体を巻き込んだ体験を提供できる

しらさぎ保育園 園長 池田真優美 様
「ミライタッチ」を導入した経緯を教えてください。
池田:
しらさぎ保育園は自然に囲まれた環境ということもあり、緑や花に触れたり、虫を捕まえたり…といった“実体験”を大切にしています。そのため、実はデジタル機器の導入にあまり乗り気ではなかったんです。
しかし、縁があって「デジタル絵本」を導入したことをきっかけに、子どもたちの遊びや教育にデジタル技術を取り入れるメリットを少しずつ感じるようになったんですね。これまでは難しくて諦めていたことも実現でき、遊びや学びの可能性をもっと広げられるのではないかと。そんな折に出会ったのが、電子黒板「ミライタッチ」でした。
最初に魅力を感じたのは、65インチという画面の大きさですね。これまでは1人〜数人で読んでいた紙の絵本や、タブレット機器で見ていた「デジタル絵本」も、「ミライタッチ」に内蔵している実物投影機を使って大画面に映せば、クラスの皆で楽しむことができます。
トライアルで導入して普段の教室で使用する中で、便利であることを実感できましたし、子どもたちの反応も良かったため、2025年に正式導入をしました。東京都の補助金を利用して、コストを大幅に抑えられたのも、導入に踏み切れたきっかけです。

「トカゲのご飯ってなんだろう?」ミライタッチがあったから得られた発見

どのようなシーンで「ミライタッチ」を利用していますか?
池田:
普段の絵本の読み聞かせや、発表会といったイベント、保護者会などで主に活用しています。最近だと、5歳児の全員でトカゲを観察する時間に、ミライタッチを利用しましたね。
「ミライタッチ」に内蔵されている投影機は光学3倍ズームができるため、普段は小さくて細部まで注視できないものも、大画面に大きく映すことが可能です。その投影機を使って、園で飼育しているトカゲを大画面に映し、子どもたちにじっくり観察してもらったんです。
当園では1クラスにつき9名〜24名の幼児がいますが、虫かごで飼っているトカゲをそのまま囲んで観察しようとすると、当然見られない子が出てきてしまい、場所の取り合いで喧嘩になることもあるんですね。そんな状況が発生していたのですが、「ミライタッチ」に投影することで、子どもたち全員が同じ目線で観察できるようになりました。

さらに、大画面で細部まで観察できたことで「体がプクプク動いている!」「ここに目が付いてるんだ!」など、子どもたちが今までにない気づきを得ていて、大変感心しました。プクプク動いている正体が心臓の鼓動だと分かったことで、トカゲも人間と同じ“生き物”であることを学び、命について深く考える貴重な時間となりました。
そこから「トカゲのご飯は何だと思う?」と、子どもたちに質問を投げかけ、ミライタッチは大きなPCでもあるので、トカゲの餌をネット検索したところ、ワラジムシを食べることが分かって⋯。ワラジムシの画像を見た子どもたちが「この虫を保育園の園庭で見たことがある!!」と言い出し、そこからは園庭でトカゲの餌探しが始まりました。「同じような見た目だけど、触って丸まるのはダンゴムシ、丸まらないのがワラジムシ」なんて面白い気づきもありましたね。
この観察をきっかけに虫に興味を持ちはじめる子もいたので、とても有意義な時間だったなと思います。
中村:
普段の保育だけでなく、保護者会などの行事でも「ミライタッチ」は欠かせない存在です。現在は資料の投影といった掲示装置としての活用が主ですが、大画面で非常に画質が鮮明なため、今では「資料投影はすべてミライタッチにお任せ」という状態ですね。
以前よりも資料がぐっと見やすくなり、保護者の方々へ情報を正確かつスムーズにお伝えできるようになったと感じています。

しらさぎ保育園 事務長 中村健太郎 様
ミライタッチは、子どもたちの“頭の中を覗く”ツールにもなる

「ミライタッチ」は、子どもたちの保育にどう役立っていますか?
池田:
「ミライタッチ」を導入したことで、子どもたちとイメージの共有がしやすくなりました。
当園では、造形遊びの一環として「ごっこ遊び」を定期的に行っています。3〜5歳の幼児たちが売る人・買う人で役割分担をして、地域にある様々なお店を再現するんです。段ボールや紙を切り貼りしたり、字や絵を描いて、お店の模型を作っています。
どんなお店をつくるのかは、みんなで散歩しながら「こんなお店があるね、あんなお店があるね」とお店のイメージを共有し合って決めていくのですが、2025年の夏は猛暑だったためなかなか散歩に行くことができず⋯。子どもたち一人ひとりがどんなお店を思い描いているのか、あまり掴めない状態で準備をスタートすることになりました。
たとえば同じ「ラーメン屋さん」でも、路面店のラーメン屋さんと、ショッピングモールのフードコート内にあるラーメン屋ではイメージが全く異なりますよね。そこで、「ミライタッチ」を使ってそれぞれの画像を検索して見せたところ、子どもたちの大半はフードコートを想像していることが分かったんです。まさに百聞は一見に如かずで、一瞬で認識のすり合わせができ、イメージを共有して進めていくことができました。

普段の遊び、イベント、保護者への情報共有など、活用は広がる

保護者の方から何か反応はありましたか?
中村:
保護者の方が来園した際にご覧いただけるよう、先ほどのごっこ遊びの様子などを「ミライタッチ」に投影して掲示しています。自分のお子さんが映るため、みなさん真剣に見てくださいますね。先ほども話しましたが、画質が本当に綺麗なので見やすいんだと思います。
ーー今後、「ミライタッチ」をどのように活用していきたいですか?
池田:
今後はもっとミライタッチを使う頻度を高めていきたいと考えています。
小中学校では1人1端末での学習が当たり前になってきており、子どもたちもデジタルツールとの上手な付き合い方を学んでいかなければなりません。もちろん安全性などの検討が必要ですが、子どもたちが自ら「ミライタッチ」で調べものをしたり、何かを観察したりする環境をつくれたら面白いかもしれませんね。

中村:
まだ正式導入したばかりのため、今は「壊したらどうしよう」と、使うのをためらっている保育士も多いように思います。
しかし、「ミライタッチ」は学校で使うことを前提に作られているため、作りがとても頑丈だとお聞きしました。便利な使い方がまだまだたくさんあると思いますので、今後はもっと気軽に触って、「ミライタッチ」のことをより深く知っていきたいですね。
